おきなわクーガ芋プロジェクト

沖縄に幻の芋と言われ続けた山芋があった

沖縄在来山芋「クーガ芋(和名:トゲドコロ)」は、滋養強壮のある食材として、古くから沖縄の一部地域で大切に食されてきた。クーガとは沖縄の方言でタマゴを意味する。芋の大きさが"鶏卵"大だからこのように呼ばれたのだそうだ。その為、「タマゴイモ」と呼ばれることもある。
クーガ芋の歴史は有史以前に遡ると言われており、詳細ははっきりと残ってはいない。そこで、古い書物や大学に残る文献、老農の話を辿っていくと、昔から一部の地域では神事などでお供え物として扱われていて、貢納品として貴重な食材だったという事が判明した。但し、収量が少なく市場に出回ることはほとんど無かったため、機能性のある食品として有望視されながらも「幻の芋」と言われ続けてきたのである。




 

あのアスリートの強さの秘訣は実はクーガ芋だった?

近年、ようやくクーガ芋の有効性が研究によって少しずつ明らかにされてきた。それは、クーガ芋に含まれる成分が筋肉量増加に作用する可能性を示唆するものであった。またその成分は日本中の他の山芋と比較して、圧倒的にクーガ芋に多く含まれていることが明らかにされたのである。これら研究の成果によりクーガ芋がいよいよベールを脱ぎ、沖縄の新たな機能性素材となるべく注目を集めた。
さらに、なんと、オリンピックを席巻した陸上ジャマイカ代表のトップアスリートがその強さの秘訣として、クーガ芋と近種のヤムイモを幼少期から食べていたと紹介したところから、一気に注目度を高めていくのであったー。
ところが、産業化前夜と言われ続けていながら、製品化や生産面積も思うように拡大してゆかず、燃え上がったはずのクーガ芋熱は冷却の一途をたどる。

幻の芋はこのまま幻で終わってしまうのか…





読谷村の老人がクーガ芋を栽培すべく立ち上がった

そんな時、読谷村に住む2人の男、T氏とM氏は定年を迎えるにあたり、身体が元気なうちは地元読谷村で農業をやろうと心に決めていた。いわゆる定年農家である。彼らは「せっかくなら人々の役に立つ作目をやりたい」と、あらゆる作目を調べはじめる。そんな時、webでクーガ芋の存在を知ることとなる。
「なんだこの芋は…?沖縄の新たな特産品となるかもしれない。これだ!!」

思い立つやいなや、種芋探しに奔走した。そして本島北部の老農が種芋を販売しているのを見つけ、その場で持てる限りの種芋を買い取ったのである。そして彼らは、自分たちをGGプロジェクト(2人のジジイのプロジェクト)と名乗りクーガ芋の生産を開始していくのであった。






おきなわクーガ芋プロジェクトの発足に向けて

時を同じくして、沖縄テレビ開発では、健康食品メーカーに勤める研究員から面白い芋があるとクーガ芋の存在を知らされる。片っ端からクーガ芋について調べてみると、機能性が示唆されていながらも、研究の進捗に差異があり、商品化の進捗もバラバラで情報を正しく整理していくことから始める必要があると感じていた。
情報を整理していく過程で、読谷村のGGプロジェクトの2人と出会う事となる。GGプロジェクトの眼差しはどこまでも澄んでいた。

「僕らは、クーガ芋が近い将来、沖縄の新たな戦略農作物として加えられるようになるまで頑張ろうと思っている」

沖縄テレビ開発はこのGGプロジェクトの志に胸を打たれ、このクーガ芋を産業化するために新しい研究会を立ち上げて、プロジェクトとして進めていくことを決意する。






クーガ芋の研究をしている大学教授との出会い

沖縄から海を隔てて遠く離れた滋賀県は立命館大学に、クーガ芋の有効性について長年研究してきた医学博士がいた。沖縄テレビ開発の依頼により、食品開発のスーパーコーディネーターのT氏による文献リサーチから、その研究者の名前を知り得ることに至った。
プロジェクトは産学農連携で取組む必要がある。想いを一つにして取り組んでいただける研究者の存在が欠かせない。すぐさま飛行機を手配して立命館大学へ、プロジェクトへの参画のお願いに向かった

「大好きな沖縄の為に貢献できることがあれば、お手伝いさせていただきます」
快諾だった。






おきなわクーガ芋プロジェクトのスタート

かくして、2019年、おきなわクーガ芋プロジェクトはGGプロジェクト、立命館大学、沖縄テレビ開発の3者で発足することとなる。
そこに食品開発のコーディネーターを迎え、生産基盤の拡大、加工方法の研究、そして商品企画販売といった各段階における活動を通じて、クーガ芋の産業化に向けた取組みをスタートさせたのであったー。

しかし…、産業化に向けてまたもや立ちはだかる壁が待っていようとは…



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